中古車購入による節税
2016年12月16日
車両は何年も使えるため、購入した年度に全額費用にすることができないのが原則です。
乗用車であれば、耐用年数といって、使用年数が税金の計算上6年と決められています。
したがって、600万円の車両を買えば、1年間に100万円(定額法の場合)づつ6年間にわたって費用に
していきます。これは新車の取扱いですが、中古車だと、耐用年数は新車に比べて短くならないと
おかしいわけです。仮に4年経過した中古車を600万円で購入したとしましょう。
すると、耐用年数は、中古の計算で、(6-4)+4×0.2=2.8年⇒2年という計算式が決められています。
この2年は、定率法(法人は、有利なためこれを選択しています)という償却方法でいくと、
償却率100%となるため、その事業年度の期首に購入した場合、購入した年度に全額費用となるのです。
つまり600万円が費用計上できるわけです。
車の買い替えや今期利益が出そうなときは、中古車を購入することで、節税にもつながります!!